イギリス・ロンドンにあるBarbican Art Galleryで開催された「AI: More than Human」展(2019.5.16-2019.8.26)に、ALTERNATIVE MACHINE Inc.開発のソフトウエアであるダイナミクス生成エンジン「ALIFE Engine™」が組み込まれた世界初のアンドロイド・オルタ3が登場。
最新のテクノロジーとして紹介され、「ロボットやAIと人間は、相対するのではなく共存できる」という展覧会が込めたメッセ―ジを、オルタ3から受け取った来場者も多かったという。
メディアがこの展覧会を紹介する際に約8割がオルタ3の写真を使用した事実からも、世界中からのオルタ3への注目度の高さが伺えた。
AI: More Than Humanとは
AIの技術革新と人類の歴史や未来について、芸術家、科学者、研究者などの作品を通して体感するインタラクティブな展覧会。
オルタ3とは
「ロボットが生命感を獲得できるか」「生命とは何か」など根源的な問いの追究のために生まれたアンドロイド。外界との相互コミュニケーションが可能。機械が露出した体や、性別や年齢を感じさせない顔などの特徴を持つ。東京大学と大阪大学の共同プロジェクト。
オルタ3は、2016年から始まったオルタシリーズの3代目であり、目には新たにカメラが装備され、口からの発声機能やダイナミックな動きなどが可能になった。
ALife原理(目的関数を最適するのではなく、運動が生成されることから作られるロボット)に基づき、目の前に来た人とのコミュニケーションや自分自身のシミュレーションから、新しいポーズも創出できる。